夜の訪問者〜眠れぬ夜は必ず明ける〜

夜は、果てしなく、長く、二度と朝が来ないように思えるほど長く・・

生きとし生けるものが誰一人、動物一匹も存在せず、

ブラックホールのように暗い静寂の世界にただ一人ぼっち、

ひたすらに長い時間を持て余し、孤独に向き合う時間でした。

10代の頃の話です。

わたしにとって、夜は恐怖そのものでした。

家族が寝ると家中が静まり返り、窓を覗くといつもの通りがいつもと違うように見え、近所の家の灯が一つ一つ消えて行く光景を、胸が締め付けられるほどに心細く感じました。

当時は、今のように24時間誰かと繋がれるようなSNSもなく、家にはパソコンもありませんでした。ラジオは、深夜ある時間帯になると、どの局も終了しました。

「ほんとうにひとりぼっち」を、心ゆくまで堪能したと思います(笑)

当時、わたしが夜を恐れていた理由は・・

家族や住宅街が寝静まると、どこからともなく音や声が、賑やかに、夜が明けるまで聞こえてくるからです。時には見え、感じ、恐怖に怯えて布団をかぶり、この世のものでない声や音を聞かぬよう、録音したラジオをリピートしながら朝までやり過ごす日々は、何年も続きました。四時半頃、新聞配達のバイクの音が聞こえたら、やっと眠れる合図。「朝が来た」「もう起きている人がいる」そうやって安堵し、数時間深い眠りについていました。不健康な学生時代です(笑)

今思えば、自分の状態が引き寄せているのですが、当時は分からず悩みました。

夜の訪問者は、決してダークサイドのものばかりではありません。

自分の心がネガティブ・ポジティブのどちらに向いているかで呼び寄せるものも変わります。

そう、美しい、光や愛のエネルギー体は存在しています。それを初めて知ったときは、涙が出ました。ずっと闇にフォーカスし、美しい世界はおとぎ話の向こう側、と長い間信じてやまなかったからです。でもそれは、「真実」ではありません。

世界は、目に見えているものだけで創造されているわけではありません。

今目に見えているものが、世界の全てではありません。

だから、幻滅も、落胆も、失望もしないでください。

絶望しないでください。

「わたし」がそこに意識を向ければ、必ず応えてくれます。

一日の終わり、心と体を休めて、新しい「明日」に向けて生まれ変わりましょう。

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