心癒される、ある夜の情景

突然独断と偏見で始まりました・・

“絵本のススメ”・・もっとひねったカテゴリー名にした方がよかったでしょうか?(笑)

こんな素晴らしい絵本たちを是非シェアしたい。そう思ったのには一つの理由がございます。というもの・・このブログを読んでくださっている方々はどんな方達なのだろうと常々思うのです。

私は、「ヒーリングアート」というカテゴリー(言語?)にたどり着くまでに時間がかかりました。まず、この単語が思い浮かばず、思いつきませんでした(笑)そんな中、“癒し”に特化して考えていたら自然とたどり着いた次第です。

少なくとも、このブログを今読んでくださっている方々は、感受性がとても豊かな方達だと思います。五感が優れていて、感情豊かで感性が豊かだと思うのです。そうでないと、まずこのブログを目にしていないのではないかと思います。

だから、シェアさせてください。素晴らしさをシェアさせてもらいたくなりました。絵本って、絵画に限りなく近いものだと思うのです。絵を読むものである、とも思うのです。

今日シェアさせていただくのは、

「よるのおと」

作・絵 たむらしげる

出版社 偕成社

です。娘がこの本を抜粋し、料理中・洗濯物を干し中・・どんな時でも構わず「読んで!!」と本を両手に持ってせがむほど好きなので困っているほど、オススメの絵本です(笑)

少し大判の絵本。ページ数はそう多くはないのに、その世界観に引き込まれます。表紙から最後まで統一されたブルーの世界観。極めて夜の世界。その夜の静寂の中、蛍の光や、走る汽車の音、蛙や生き物達の息遣いを感じられる生活音が際立ちます。そう、この絵本はほとんどのページが擬音語で綴られています。例えば、動物が水を飲む「ピチャ、ピチャ」などです。

私たちの日常は、まず生活音が多い方ではありませんか。

市街地などに出ると、ショッピングモールや自動車、信号機、人混みの雑多音・・なおさら感じられることでしょう。どこにいても音楽がかかっているような環境に、身を置かざるを得ない状況のような気もします。家の中だと、テレビの音とかでしょうか。

この絵本は、極めて静寂の世界を描いています。聞こえるのは、そこに息づくもの達の“音”のみ、とも言えるでしょう。物語は、男の子がおじいちゃんの家に一人で向かう道中を描いています。その行程には、生きとし生けるもの食物連鎖が、何気なく、自然と描かれています。

心の中に、ぽっかりと“無”の空間ができるひとときと言っても過言ではありません。それは、とても居心地のいい時間です。あなたも、ブルーの世界に包まれてみませんか?

実際に、作者のたむらさんは、このブルーの色にこだわりを持って作られたそうです。本当に、あまり類を見ない色味の美しさを持った絵本であることは間違いないです。

非現実の世界ではなく、私たちが今生きる世界の一面にフォーカスし、生命の美しさや尊さを伝えています。とてもいい絵本です^^

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